CabaretM1-erotica-

・[深夜の長距離バス](2/51)
バス痴漢。完結。
車が走り始めると、しばらくして車内の電灯が落とされた。

千恵は欠伸をひとつして、ブランケットをお腹まで引き摺り上げ目を閉じる。



仕事収めを終えたその足で急ぎ出てきたので身体は疲労している。

(ああ……もう、寝ちゃいそう……)


心地好いバスの揺れが、千恵を眠りの底へいざなっていった。








その様子をこっそり覗き見ていたのは、隣の席の男だった。

彼は息を潜めて、千恵が眠りに付くのをじっと待っていた。


「すぅー……」

健やかな寝息を立て始めた千恵を確認して、男はそっと周りを見渡す。


灯りの落ちた車内に、起きている人間はほとんどいなかった。

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